旭酒造は6月1日に会社名を日本酒の名前と同じ「獺祭」にする。会社名と日本酒の名前を統一し世界でのブランド力の強化を図る考え。旭酒造は戦後の1948年に山口県岩国市で創業。1990年に現在の銘柄である獺祭を発売。2年前にはに蔵を建設し、現地での醸造をスタートさせた。海外の高級和食店などでの手応えはあるものの、米国のアルコール市場における日本酒のシェアはわずか0.2%で獺祭も苦戦している。こうした中、アカデミー賞に協賛し、パーティー会場で獺祭を提供するブースを出展する。一方、パリで三ツ星レストランを手がけるシェフと組み獺祭の名前を冠した居酒屋風の料理を提供する店もオープンさせた。1000億円という売り上げ目標については10年程度での達成を目指す。