去年から続く野菜の価格高騰。キャベツは平年に比べて約3.3倍高騰。サラダクラブでは比較的一定の価格で販売されるカット野菜の販売が1.3倍に発注が増加。しかし、原材料が高騰すると利益が出ない。値段を変えず千切りキャベツなどの内容量を減らすことに踏み切った。高騰したキャベツを手に入れるためにふるさと納税の返礼品が人気となっている。さとふるによるとキャベツを返礼品にする寄付件数は前年同期比の1.8倍以上(直近1カ月)。三須トマト農園では去年11月からスーパーに卸すトマトの値段を50円上げた。三須トマト農園代表・三須一生さんは理由について「燃料費も高くなっている。去年と同じように使うと10万円くらい上がる」とコメント。トマトの栽培にはハウスの温度管理が極めて重要。重油を燃料とした暖房を使用。ガソリンや重油などを対象として政府の補助金が去年12月から減額。栽培コストが増加した。先月の燃料代は約6万円上昇。おとといからの補助金減額でさらに増える可能性がある。三須トマト農園では電気で動くエアコンを兼用。約3割の燃料代を削減している。アキダイ・秋葉弘道社長は今後のトマトの価格について「2割くらい上がる」とする。ナスやキュウリも来週以降値上げをする可能性がある。