トランプ次期大統領は中東担当上級顧問にレバノン系米国人の実業家ボウロス氏の起用を発表した。ボウロス氏はトランプ氏の娘ティファニー氏の夫の父親で、大統領選挙ではアラブ系米国人の選挙活動を担当した。トランプ次期大統領はボウロス氏を「中東の平和を揺るぎなく支持する交渉人」と評価している。アクシオスによると、ボウロス氏はトランプ氏とアッバス議長の交渉の窓口とみていて、11月の電話会談の調整も行ったという。トランプ氏は先月30日にも長女イバンカ氏の夫の父親で実業家のチャールズクシュナー氏を駐仏大使に起用していて親族からの起用が相次いでいる。