タイではゾウが目撃されるようになりコメや野菜など農作物の被害が出ている。深刻なのが人への被害で、男性は農作業を終え帰宅しようとしたところゾウに踏みつけられ内蔵損傷なその大けがを負いいまも体力低下などの後遺症に悩まされる。また、別の男性の父親はおととしゾウに襲われ死亡した。タイでは過去1年半でゾウに襲われ死亡しのは72人。法律で野生のゾウを殺してはならないとされている。ゾウが人里に出没する背景は個体数増加と地球温暖化で、森と人里を隔ててきた湿地帯が乾燥で減少しゾウが人の生活圏に近づきやすくなった。政府は物理的に人里に近づけさせないよう4kmにわたりフェンスを設置したが破壊された。自警団はゾウを人里に近づけさせないための活動をしている。