石破総理大臣はAPECの議長国を務めたペルー・ボルアルテ大統領と首脳会談を行い、戦略的パートナーとして関係を強化することで一致した。銅など鉱物資源が豊富なペルーは、中南米における日本の経済安全保障の要だとして連携をさらに強める考え。石破総理は日本とペルーとの友好関係発展に大きく貢献したとして、大統領を10年務め、9月に亡くなったフジモリ元大統領の墓参りをし、首脳らとの写真撮影に間に合わなくなる場面もあった。一方、中国主導で巨大な港が開港するなど、南米でも中国の「一帯一路」構想が進んでいる。中国の存在感が増すなかで、日本としても今後10年のロードマップを作り、未来を見据えた関係の構築を目指す。