2018年、高校3年生でアジア大会6冠。池江璃花子選手はまばゆいほどの輝きを放っていた。半年後、白血病を公表。再びプールに戻ってこられたのは406日後だった。池江選手は「いろんなアスリートが活躍する中で、なんで自分だったんだろうとか、なぜ自分じゃなきゃいけなかったのか、すごく精神的にはきつかった。水泳から離れるとか辞めるという考えは全くなかった。泳ぎ始めた時に勝てなくなった。練習帰りに泣きながら車を運転して家に帰るのが日常だった」などと語った。復活に向け、大きな一歩を踏み出したのが前回のアジア大会だった。50mバタフライで銅メダル。競技復帰後、主要国際大会で個人初のメダルを獲得した。今では病を克服し、水泳漬けの日々を送っている。今回のアジア大会について「最後のアジア大会になると思っている。2018年と同じ気持ちで挑める大会ではないし、2023年と同じ気持ちかといわれたらそういうわけでもない。競技者として続けられるリミットまで結果を出して終わりたい」と語った。
