日本・韓国など4チームで争うアジアプロ野球チャンピオンシップ2023で井端新監督の元、24歳以下または入団3年目以下の若き侍たちが前回に続く連覇を狙う。一昨日の台湾戦で初陣を迎えた井端JAPANは台湾の古林投手の150キロを超えるストレートと打たせて取るピッチングに苦戦し、5回まで1人もランナーを出せなかった。しかし、6回表で門脇選手がツーベースを放ち、初ヒットをマークすると、7回で森下選手がソロホームランを打ち0対0の均衡を破った。森下選手はさらに9回でライトへ打ち出塁し、続けて牧選手と佐藤選手の連打で1アウト満塁のチャンスが訪れる。万波選手のショートゴロで貴重な1点を加えると、坂倉選手と門脇選手の連続タイムリーで2点を追加した。一方、投手陣も赤星投手が4回ツーアウトまで被安打3無失点で抑えると、4人のピッチャーが完封してゲームセット。井端JAPANの初陣を白星で飾った。
昨日は宿敵・韓国との1戦、決勝進出をかけた1戦で円陣の声出しを任されたのは万波選手で、「大事な一戦だと思うのでピリッと試合して勝ちましょう」などと盛り上げた。先発の隅田投手は韓国打線を完璧に抑え、そのウラの攻撃で小園選手ら3人がヒットを打ち1回から1アウト満塁のチャンスを迎える。しかし、あと1本が出せず先制はできなかった。その後も隅田投手が韓国打線を3回まで抑え切り、その3回ウラの攻撃でノーアウト満塁のチャンスがやってくる。打席には牧選手、ショートゴロにはなったものの日本は先制点を取った。続く4回ウラで万波選手がホームランを打ち、2点目を取った。2点の援護を貰った隅田投手はその後も好投を続け7回を被安打3、7打三振の無失点で韓国打線を抑えた。8回からは横山投手がマウンドに立ち、1アウト2塁1塁のピンチを招くが、無失点で8回を抑えた。9回には抑えとして田口投手がマウンドに立ち、4球でツーアウトにするもホームランを打たれてしまう。その後は三振を取り、決勝進出を決めた。この後、予選リーグ全勝を目指し、オーストラリアと対戦する。