きょうは「日本とイラン独自の友好関係とは?」。日本とイランの間には独自の友好関係がある。1929年外交関係が樹立。第2次世界大戦中は断交となったが、1953年に外交関係が再開している。この年に日章丸事件が起きた。イランの石油産業はイギリス資本が独占していた。イランが国有化するがそれに猛反発したのがイギリスとアメリカだった。日本の出光興産はアメリカの原油生産会社から締め付けにあい、石油の安定確保に不安を抱いていた。英海軍の妨害をかいくぐるように石油タンカー「日章丸二世」が世界で初めてイラン産石油の輸入に成功した。イラン大使館は日章丸事件について、イラン国民はこの出来事を高く評価しているなどとしている。1980年、イラン・イラク戦争の際には日本は中立の立場をとった。日本との窓口役を担当しているアラグチ外相は元駐日大使で、先月20日には「日本の船舶に関してはホルムズ海峡の通過を認める用意がある」と発言していた(共同通信)。中東研究センター・遠藤主任研究員は10年で日本とイランの関係は変化していると指摘している。2019年からはイランから石油を輸入していない。アメリカが輸入を禁止したためだという。日本を取り込むことでアメリカなどG7に「くさび」を打ち込む狙いがあるのではないかという。遠藤主任研究員は「西側諸国と連携することが重要」などと指摘した。
