- 出演者
- 伊藤隆佑 村瀬健介 國本未華 日下部正樹 山本恵里伽
オープニング映像。
きょう午後長野県北部を震源とする地震が相次ぎ、大町市で震度5強、長野市で震度5弱を観測した。これまでのところけが人は確認されていない。震源に近い大町市の温泉施設では、ビン類が倒れ、地震発生時にいた約50人の客は避難して無事。最初の地震はその1時間半ほど前の午後1時20分ごろに発生、震源は長野県北部。震源の深さは8km、M5.0と推定されている。大町市では石塔や土蔵などへの被害の情報が少なくとも15件入っている。また北陸新幹線は一時運転を見合わせたが安全確認を行い現在は通常運行となっている。気象庁はさきほど記者会見を行い、今回の震源周辺には「断層帯」があるとしてより強い揺れを伴う地震にも注意を呼びかけた。
京都府南丹市で男子児童の遺体が見つかった事件。警察は市内の公衆トイレで現場検証を行い、遺体が遺棄された場所の可能性もあるとみて捜査している。会社員の安達優季容疑者(37)は先月23日朝~今月13日夕方ごろまでの間に、南丹市内の山林に息子の結希さん(11)の遺体を運び遺棄した疑いが持たれている。容疑者が学校周辺まで車を運転していることは確認されたがドライブレコーダーの映像が一部消えているということで、警察は容疑者がドライブレコーダーの録画停止方法やデータの削除方法などをしらべていたとみている。
ホルムズ海峡をめぐりイラン外相は「停戦期間中開放される」と発表した。ただイラン側はアメリカによる海上封鎖が続く場合は対抗措置をとるとしていて、駆け引きが続いている。イランのガリバフ国会議長は自身のSNSで「包囲が続く限りホルムズ海峡が開かれたままになることはない。通航は『指定されたルート』に基づき『イランの許可』を得て行われる」と反発している。こうした中ロイター通信は先程複数石油タンカーによる船団がホルムズ海峡を通過したと伝えた。今回のイラン側の措置について慶應義塾大学政策・メディア研究科の田中浩一郎教授は、「(アメリカ側に)延長して協議を続けることに舵を切っていいのではと思わせる材料を出してきた」などと説明。
焦点となっているアメリカとイランの再協議。アメリカのニュースサイト「アクシオス」が“19日にも行われる”と伝えた他、CNNテレビはイラン当局者の話として“20日開催予定”と報じるなど情報は錯綜している。イラン核開発をめぐってはトランプ大統領が“核開発計画を無期限に停止することにイランが同意した”とし、「“核のごみ”を受け取る」などと述べたのに対し、イラン側は“濃縮ウランを国外に移送することはない”と表明するなど立場には隔たりがみられる。来週迎える2週間の停戦期限、トランプ氏はそれまでに合意に至らなければ「停戦は延長しないかもしれない。海上封鎖は維持され爆弾の投下も再び始めなければならない」と発言、両国の駆け引きが続いている。
オーストラリア政府が導入する新型フリゲート艦について、日本と共同開発を行うことが正式に決まった。オーストラリアを訪問している小泉防衛大臣がきょうマールズ国防相と契約を結び発表したもので、日本にとっては最大規模の防衛装備品の輸出となる。「もがみ型護衛艦」は通常の半分程度となる約90人で運用できることが特徴で、今後最初の3隻を日本で建造し2029年にも納入開始予定。
東京・港区にあるIT関連会社社長の男(49)が逮捕された死体遺棄事件。男が去年10月レンタカーで神奈川県の山などを訪れていたとみられることが分かった。警視庁は男が遺体を山中に遺棄したとみて捜索した。男は去年10月会社の事務所から遺体を運び出し遺棄した疑いが持たれており、遺体は同じ会社の男性役員(50代)とみられている。
コロラドロッキーズ×ロサンゼルス・ドジャース。侍ジャパンではチームメイトだった大谷翔平と菅野智之が去年9月以来の対決となった。第1打席大谷は変化球を捉えツーベースヒット、連続試合出塁も49にのばす。続く第2打席でもヒットを放ちマルチ安打。菅野とは日米通算7打数6安打と相性の良さを見せた。
ボストン・レッドソックス×デトロイトタイガース。レッドソックスの吉田正尚は0-0の延長10回に代打で出場。見事指揮官の期待に応えチームをサヨナラ勝ちに導いた。メジャー1年目、シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆は特大のメジャー初満塁ホームラン。日本の大砲が世界でパワーで見せつけた。
未来のタカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校で入学式が開かれ、40人が夢の舞台の一歩を踏み出した。倍率10.55倍の狭き門を突破した宝塚音楽学校の第114期生40人、憧れのグレーの制服に身を包んだ新入生たちは一人一人の名前が呼ばれた後、音楽学校の先輩らから祝いの言葉を受けた。これを受け親友生代表の西前比草さんが近いの言葉を述べた。新入生たちは憧れの舞台を目指す。
イランが停戦期間中のホルムズ海峡の開放を発表したが先行きは不透明なまま。こうした中東情勢の混迷が日本の住宅工事の現場や、町工場にも影響を及ぼし始めている。屋根専門業者によると影響が出ているのは屋根の下に敷き詰めて雨漏りを防ぐ防水シート。主な原料に原油由来のアスファルトが使われているが、この防水シートの大手メーカーが新規受注停止を発表した。影響は他にも充填剤、雨どいなどにも影響が出ている。住宅工事の現場では製品の受注停止や納期未定の動きが相次いでいる。
東京都内で一人暮らしをする女性は風呂場のリフォームを考えている。25年間使ってきた浴室は劣化も目立ち、先月末に地元のリフォーム会社に相談した。来週ユニットバスを発注する予定だったが、今週月曜日製造元である「TOTO」がユニットバスなど一部製品の新規受注を停止したことが明らかになった。ナフサなどの供給環境が悪化し、有機溶剤などの調達や生産に支障がでているとしている。TOTOは今月20日から段階的に新規受注の受付を再開するべく準備を進めていると発表した。ただ女性の浴室工事がいつ行えるのかはまだ見通せない。
接着剤の多くはナフサ由来の原料を複数組み合わせて作られている。接着剤は住宅や自動車、本、電気製品など様々な分野で使われている。接着剤の供給への懸念は床の下地材になる「パーティクルボード」にも及んでいた。木材を接着剤で固めた板で住宅建築の現場には欠かせない。こちらの工務店では入手が困難になっており、資材不足は工事全体に影響を与え兼ねないという。経済産業省には接着剤不足の相談が寄せられており、「対応を始めている」としている。町工場では別の懸念があった…。
こちらの町工場では機械を動かすのに欠かせない潤滑油がこれまで通りには届かなくなった。潤滑油が無くなった状態で動かすと機械が故障するという。潤滑油は原油から精製されるベースオイルに多様な添加剤を入れて作られており代用は難しい。東京理科大学の佐々木信也教授によると機械に応じて添加剤の組み合わせが異なるという。赤沢経済産業大臣は一部の大量発注による供給の偏りを指摘、元売事業者等に対し前年同月並みの供給継続を要請した。
現場の声は切実なものだった。大阪の町工場では少し前までは問題なく供給されていたものが、今週に入り突然受注できないと言われたと困惑していた。政府の“全体としては足りている”という発信に安心していた部分があったという。いつまでに、どうやって解消されるのか。結局のところホルムズ海峡の危機を解決してほしいという声もあり、そのためにはアメリカとイランが合意に至るかどうかが鍵になる。2015年の「イラン核合意」には“イランはいかなる状況下でも、いかなる核兵器も求めない”と明記されていたがその合意を一方的に破棄したのがトランプ大統領自身だった。ホルムズ海峡封鎖まで招いたトランプ政権が今再び核兵器を求めない約束を交渉していることに矛盾を感じる。
震度7の地震に2度見舞われたく熊本地震について。倒壊の恐れから入院患者全員を避難させた 病院がある。発生から10年が経った今、医師たちが激しい葛藤があった。熊本市民病院に310人が入院していた病棟は今はない。ここにくると入院していた娘との日々がよみがえるという宮崎さくらさん。次女の花梨ちゃん(当時4歳)は10年前の熊本地震で亡くなった。花梨ちゃんは手術後の容態は安定せず、集中治療室で治療を続けていた時だった。最大震度7を2度観測、熊本地震では合わせて19万棟を超える建物が大きな被害を受けた。花梨ちゃんが入院していた市民病院は2度の地震で柱や壁に亀裂が入り天井の一部が落ちた。さらに受水槽が壊れ、治療が続けられない状況に陥った。市民病院は国の耐震基準を満たしていなかったため、建て替えが検討されていたが資材高騰などを理由に地震の1年前に事実上白紙となっていた。入院患者全員が避難しなければならない状況だったが、花梨ちゃんは少しの移動が命の危険となる絶対安静の状態だった。医療器具が繋がった花梨ちゃんは約100キロ離れた福岡の病院に向かった。花梨ちゃんは本震から5日後に亡くなった。さくらさんは地震から約3ヵ月後災害関連死に申請、その翌月に認定された。310人の入院患者を抱え倒壊の恐れに直面した熊本市民病院、医師たちも難しい判断を迫られていた。
2度目の最大震度7を観測した4月16日未明、熊本市民病院の様子をカメラが捉えていた。このとき病院はかつてない判断を迫られていた。当時市民病院の院長だった高田院長は災害対策本部長として指揮をとり午前6時入院患者310人全員避難を決定した。余震が続く中、倒壊の危険がある病棟で医療行為を続けることはできないという判断だった。高田氏は「これで良かったのだろうかという思いは強くあった」、当時女児の主治医だった本田医師は「避難できるような状況じゃなかったので院長先生と話をして残ることができないかとか話はした」という。女児は違う病院に搬送後5日後に亡くなった。小児循環器内科には当時18人が入院。当時部長だった八波医師はひとりひとり退院や転院の手続きを進めていた。入院患者310人の最後の避難が女児で「何も考えられなかった、医療従事者として何もできなくなってしまった、無力感が強かった」という。医師たちは避難所を訪れたほか患者との連絡も取り続けた。本震から12日後に外来を再開するも重い心臓病の子どもを受け入れられる状況ではなかった。病院は地震から1年後、310人の入院患者がどうなったのか追跡調査を行い転院患者200人中15人が死亡、女児を含む2人は転院が影響していると結論づけた。また退院患者110人への調査は行われていない。当時1歳の女児は熊本地震が発生後病院から避難、家族の車で宮崎に戻った。その後宮崎市内の病院に入院するも病状は悪化2016年6月1日に亡くなった。母親は「あの時どう動いたらよかったんだろうとずっと今でも思っている」という。女児について災害関連死に申請できずにいるため熊本地震の死者278人には含まれていない。女児は「熊本地震の被災者、被害者だと思っている。申請していないから(関連死の)中には入れてもらえない。本当は隠れて見えない方たちがいっぱいいると知ってもらいたい」という。八波氏は「一人でも多く救う方法はなかったのか」と自問しているという。
熊本市民病院は熊本地震から3年半後に移転・再建した。免震構造に加え熊本地震では壊れて使えなくなった受水槽も耐震性を高めた。ヘリポートも新設。受け入れる側としての役割を担おうとしている。一方で病院が機能を失うケースは今尚起きている。去年12月に青森で再大深度6強の地震が襲った。むつ総合病院は地震で病棟の一部が損壊し入院患者30人以上が転院。地震による倒壊の恐れも指摘されていたが物価高騰などで新病棟建設は白紙となっていた。熊本地震で女児を亡くした母親は市民病院で起きたことが繰り返されたと感じたという。
310人の患者全員が避難せざるを得なかった熊本市民病院は非常に重い教訓となっている。1つの病院が地震で機能を失うことの影響はとても大きい。熊本県内11の医療機関に入院していた約1500人が避難を余儀なくされている。きょうも長野で地震が続いている。全国の病院の耐震化率は8割を超えているが2割は耐震化されていない。
