平日の夜、貸し会議室で行われていたのは個人投資家らによる勉強会。アップルなどのハイテク銘柄などを中心に株の値動きについて議論を交わしていた。9年前に数人の集まりからスタートした勉強会だが、いまでは50人以上の投資家が集まるようになった。投資熱が高まっている背景にあるのは株高。好調な企業決算などを背景にアメリカの株価指数は急騰、去年の秋から3割近く伸び今も過去最高値圏にある。勉強会の主催者の1人、エーガスさんもデイトレーディングで大きな利益を得ている。この日は1日で最大6,029ドル(約90万円)以上の利益をあげた。投資が盛んなアメリカでは家計の金融資産に占める株式・投資信託の割合は5割以上。特に高所得者層の資産が急増しており、これがアメリカの資産家の底堅い消費に繋がっているとエコノミストは指摘する。ブルスエラ氏は株高により去年、家計の資産が9,000億ドルほど増加し個人消費を2,880億ドル押し上げたと試算。今年に入っても株高が続いていることから、今後も堅調な個人消費が続くとみている。