太平洋と大西洋でなぜ違う漢字を使っているのか。ヨーロッパからみて西の大きな海ということで「大西洋」と漢字が当てられた。ヨーロッパではAtlantic Ocean(アトラスの海)と名付けられている。アトラスとは、天空を支えているとされたギリシャ神話の巨神。中国でその海を漢字で表すことが難しかったため漢字で「大西洋」とあて、それが日本に入ってきた。太平洋は、ヨーロッパで命名されたものを中国語で翻訳したもの。そもそも付けられた名前は、Pacific Ocean(穏やかな海)。名付けたのは16世紀のスペインの探検家フェルディナンド・マゼラン。航海日誌に書かれていたものがルーツとも言われる。南アメリカ大陸の南部に、太平洋と大西洋を結ぶマゼラン海峡。ひどい嵐の海峡を抜けた先の海がとても穏やかだったことからと言われている。中国に渡っったときに、平和で穏やかな意味をするのは「天下太平」なので、天下太平の海から太平洋と中国で名付け、日本に入ってきた。
