ニューヨークにいる野村グループ・石光さんに話を伺う。石光さんは支払い方法の「BNPL」に注目しているという。今週月曜日のサイバーマンデーでBNPL利用が過去最高となったというアドビ・アナリティクスの調査で注目が集まってきた。BNPLは期限内に支払えば金利が発生しないものもあり、クレジットカードで高い金利を支払わなければならなかった人々にとって使いやすい方法として浸透してきている。BNPL利用者はクレジットスコアが低く、滞納している人などの割合が高い。石光さんは「感謝最後の割引率はホリデーシーズンの中でも最も高く、普段は高いインフレ率により購買が難しかった消費者の参入や、これから年末にかけて購入予定していた人たちが駆け込み消費をしたにすぎない可能性もある。さらにBNPLでの支払いの割合が増えてきている項目は食料品などであり、生活必需品で広がっていることが示唆されている。BNPL利用で、目先の支出が減ることで、支出が2割増加するとの調査結果も出ている。BNPLを最も利用しているのはミレニアル世代やZ世代だが、学生ローンの支払い再開が影響していると想定される」などと話した。