- 出演者
- 矢内雄一郎 豊島晋作 池谷亨 片渕茜 平出真有 中原みなみ 矢嶋康次 奥山要一郎 松本史雄
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶した。
NY株式、S&P500、ナスダック、ダウ、為替の値動きを伝えた。
アメリカの10月の新築住宅販売件数は年換算で67万9,000戸と前月比5.6%減少した。市場予想も下回った。高金利が続く住宅ローンが影響したとみられる。地域別では北東部と南部が増加した一方、中西部と西部が大きく減少している。また販売価格の中央値は40万9,300ドルと前年比17.6%下落し、1964年の統計開始以来最大の下落率となった。
ダラス連銀が発表した11月の製造業景気指数は-19.9と3か月続けて前月から悪化した。マイナス圏は19か月連続となる。項目別では生産や設備稼働がプラス圏からマイナス圏に転じたほか、新規受注や出荷も悪化した。また6か月先の見通しも-13.4と前月から悪化している。
アメリカのホワイトハウスは26日、バイデン大統領が30日からアラブ首長国連邦で開催の気候変動対策の国際会議COP28への出席を見送る見通しを明らかにした。バイデン大統領としてはイスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突の対応を迫られているほか、大統領選挙まで1年を切る中、国内の課題を優先したい考えがあるものとみられる。バイデン大統領は気候変動対策を重視し、過去2回のCOPには出席している。
イーロン・マスク氏は27日イスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相と面会した。イスラエル政府によると、マスク氏はネタニヤフ首相とハマスの襲撃を受けた集団農場を視察したという。またイスラエル政府はマスク氏が運営する衛星通信サービス「スターリンク」について、イスラエル政府が承認した場合のみイスラエルとガザで運用することで合意したと明らかにした。
アメリカの感謝祭の翌週月曜日に行われるネット通販の大規模セール「サイバーマンデー」の売上高の見通しが120億ドル~124億ドルになることがわかった。これは調査会社「アドビ・アナリティクス」が明らかにしたもので、過去最高となる。また先週24日金曜日に行われたブラックフライデーでのネット通販の売上高は98億ドルだった。前年比7.5%増え、アドビが示した事前予想を上回った。
NY証券取引所の米国みずほ証券・兼松渉さんに話を伺う。兼松さんは「アメリカの年末商戦、個人消費は引き続き堅調との安心感が広がり、株価の支えとなっている」と話し、アメリカの年末商戦の滑り出しは好調とみているとした。好調な理由として、ガソリン価格が低下し、感謝祭の日としては2020年以来の低水準にあることも買い物客の財布の紐を緩めるきっかけとなっている。一部地域では暖冬がコートやセーターなどアパレル需要の重しとなることも懸念されていたが、その後気温が落ち込んだことで、アパレル販売が伸びたとみている。また今年は若者に人気のBNPLと呼ばれる後払い決済の利用が増えている。アドビによると、先週1週間のBNPLによる売上高は前年比47%増となった。市場では10月に始まった学生ローンの返済再開が若者の個人消費を占う上での不安材料となっていたが、新たな分割払いの手段が消費を支える要因となっている。兼松さんは今後のイベントとして、travel Tuesdayに注目しているという。旅行業界が近年始めた旅行セールのイベントで、航空券やホテルを割安で予約可能の日とされている。
金利/商品/欧州株式/株式先物の値動きを伝えた。
新築住宅販売件数について松本さんは「長い期間の金利が上がってきたことによって、結構景気が冷えてきているという動きが出てきてると思っていたが、これが実際に出てきた」などとコメントした。
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- 新築住宅販売件数
為替について伝えられた。
花生さんはドル円予想レンジ148.20円~149.20円とした。注目ポイントは「チャートから見たドル円の現状」。花生さんは「MACDは、今月のピーク時の水準が昨年10月と比較してかなり低い水準であると言うことも注目されます。」と話した。ドル円は4月以降はじめて売りサインが出つつあると伝えられた。
10年国債・上海総合指数・世界の株価(27日)・株式先物が伝えられた。
松本さんの日経平均予想レンジは33200円~33600円。注目ポイントは「2024年はバリュー株投資にも木を見る視点を」。TOPIXのバリュー指数とグロース指数のグラフが紹介された。バリュー指数がグロース指数を大きく上回っている。出遅れは解消されつつあるとのこと。中小型株は引き続き高水準だという。また、ミッド400とスモール採用企業が2013年度以降で過去最高になったとのこと。
東京都はスタートアップを支援する施設「Tokyo Innovation Base」をプレオープンした。未上場で企業価値10億ドルを超えるユニコーン企業を10倍にすることが目標。
2025年大阪・関西万博のシンボルとなる木造の大屋根「リング」の建設現場が初公開された。リングは会場を囲むように作られ完成すれば1周約2km・幅約30m・高さ最大20mと世界最大級の木造建築となる。建設費は350億円も、閉幕後は撤去の方針で無駄使いとの批判も出ている。
大阪・関西万博をめぐり自見万博担当大臣は会場整備費2350億円とは別に「日本館」建設費や途上国の出展支援などに約837億円を計上したと明らかにした。会場整備費は当初の1.9倍に膨張。
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- 2025年日本国際博覧会自見英子
国内では日銀が基調的なインフレ率を補足するための指標を発表。アメリカでは11月消費者信頼感指数が発表。
基調的なインフレ率を補足するための指標とは。矢嶋さんは「上がったり下がったりするものの上限を除いてみて物価の流れがどっちになってるのか、言葉通り基調的な流れを見る統計。先月出された統計を見ると過去最後値」などと話した。