ヨーロッパではドイツが降伏した5月8日が第2次世界大戦終戦の日と言われているが、イタリアでは終戦の日は4月25日となっている。実はイタリアでは独裁政権への不満と北部がドイツに支配されていたこともあり激しい内戦が起きていた。この内線が集結し、ナチス・ドイツとムッソリーニ率いる独裁政権から開放された4月25日を「終戦の日」と定めたのだという。日本やドイツと違い特に式典と言えるものは行わず、戦争についての教育も「表面的」なもの、あるいはユダヤ人の迫害、ジェノサイドについての学習にとどめているという。また高齢者からは「我々は負けたと思っていない。ただ参加しただけ」という声もあった。
