片岡医師は以前、コラーゲン入りの化粧水を使用し、顔が腫れるなどのアレルギー反応を起こした患者を診察したことがあった。今回、美容師の女性にアレルギーの原因物質を皮膚にのせ、針で刺し、その反応をチェックするプリックテストを実施。また、コラーゲンで出来たゼラチンゼリーを少量食べたところ、次第に女性の瞼が赤く腫れあがり、喉に違和感を訴えた。片岡医師はコラーゲンアレルギーと断定。豚骨ラーメンにはコラーゲンが豊富に含まれている他、職場では牛や豚由来のコラーゲンを原料としたトリートメントを使っていたと考えられる。手荒れしている状態でトリートメントを長期間使っていれば、コラーゲンが体内に蓄積していた可能性がある。女性は職場でコラーゲン入りのトリートメントなどは使用せず、手袋をし、豚骨ラーメンなどコラーゲン入り食品は食べないよう指導された。なお、市販のトリートメントはコラーゲンが入っていたとしても低濃度で、美容師と比べ使用頻度も少ないためあまり心配はないという。ただ、手が荒れている人や肌に合わない人は注意が必要。