今日、日経平均株価が史上最高値を記録。一方で2月22日猫の日ということで、猫の経済効果についての解説。関西大学の宮本名誉教授が2024年のネコノミクスを公表し、今年の猫による経済効果は約2兆4941億円と推計。前回の試算を約5000億円上回り、史上最高値となった。去年の阪神タイガースのセ・リーグ優勝の経済効果が約872億円ということで、ネコノミクスに匹敵するには29回リーグ優勝しないといけない経産になる。猫と犬の飼育頭数の推計で、2014年に猫が犬を逆転すると、去年は猫が最多の約907万頭に達している。差が開いた理由は、猫の飼いやすさがあるという。もう一つの理由は長寿化だという。ペットフード協会によると、室内で飼う人が増えているために事故や病気の心配が少なく寿命が長くなり、ペットフードの栄養が豊富で年齢に応じて種類が分かれていることが上げられる。源氏物語にも猫が登場していて、中国から渡来した「唐猫」が貢物として献上されることもあり皇族や貴族の愛玩動物として日本初の猫ブームだったとも言えるという。さらに、平安時代が家猫のルーツだという研究も進んでいる。アニコム先進医療研究所が現在生きている猫71匹の遺伝情報を解析したところ、今日本で飼われている猫の祖先は平安時代に九州に渡来していたことがわかった。鎌倉時代に関西・中部・関東の方に広まり、江戸時代に庶民の間でも飼われるようになり猫が急増したという。当初はネズミ番として中国から持ち込まれたと見られる。