楽器が苦手な人でもすぐに弾ける電子楽器「かんぷれ」の紹介。複数の音を同時に奏でる和音、いわゆるコード記号を数字に割り当て、ボタンを押すだけ。楽器演奏の挫折要因は主に「難解な楽譜」と「複雑な指使い」など。この製品では両方をなくすことにこだわった。フットマットコントローラーを接続し、数字を踏んで演奏できる。さらに、目線だけで演奏できる機能も開発中。開発者の、ゆーいちさんはもともと音楽活動をしていたものの演奏が苦手だった。そこで「かんぷれ」を開発した。「元々肢体不自由の障害のある人が弾ける楽器を作りたいと思った」という。開発の過程で脳性まひのある女性に試してもらい、操作性を改良。障害がある人も使える本当の意味での誰でも弾ける楽器を目指した。