2023年生まれのサラブレッド7944頭の中から、わずか18頭にしか許されなダービーの出走権。今年4頭もの管理馬をダービーに送り出す上原佑紀調教師。開業4年目の36歳。茨城県にある美浦トレーニング・センター。午前5時前から上原佑紀厩舎の1日が始まる。上原佑紀調教師は、2023年に平成生まれ初の調教師として厩舎を開業。3年目の昨年、スプリングステークスを制し重賞初制覇を飾ると、4年目の今年は京成杯の覇者グリーンエナジー、皐月賞で3着のライヒスアドラーと5着のフォルテアンジェロ、テレビ東京杯青葉賞を制したゴーイントゥスカイ。ダービー初挑戦にして4頭もの管理馬を送り出すことになった。史上最年少でのダービートレーナーを狙う。その躍進の秘訣は、これまで歩んできたキャリアにあった。父はG1を5勝あげた名馬ダイワメジャーを手掛けた上原博之調教師。そんな環境で育ち、自然と馬が好きになっていったという。小学3年生から乗馬を始め、高校・大学と共に馬術日本一に輝く活躍を見せる。大学で獣医師の資格を取得し、美浦トレセンの獣医師になった。勤務する中で、レースで勝って喜んでいる人達を目の前にして羨ましい気持ちが芽生えたという。獣医師から調教師の道へ進むことを決意。そんな息子を父親の博之さんは「競走馬の調教師として進むのは嬉しかった」などと話した。これまで培ってきた馬術選手や獣医師としての経験全てが調教師となった今に活きているという。ダービーに4頭を出走させるのは、藤沢和雄元調教師が2002年に達成して以来の快挙となる。上原調教師にとって、レイデオロでダービーを制し、通算1570勝をあげた藤沢和雄元調教師は憧れの存在。あまり面識はなかったが、「勉強させてください」と言ったら快く受け入れてくれたという。藤沢厩舎が解散する2カ月前で、その間色々教えてくれたという。
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