政治、経済からゴシップまで、サラリーマンを中心に親しまれてきたタブロイド紙「夕刊フジ」が来年1月末で休刊することを発表した。1969年2月に創刊した“オレンジ色のニクい奴”のキャッチフコピーで知られる「夕刊フジ」。この年はアポロ11号が月面着陸に成功し、人類の歴史に新たな一歩を刻んだ。休刊の理由はスマートフォンの普及に加え、原材料費や輸送費の高騰だという。「夕刊フジ」としのぎを削ってきた「日刊ゲンダイ」元編集部長・二木啓孝氏は「正直言って残念ですよね。ライバルというか夕刊をもり立てる仲間です。夕刊フジも日刊ゲンダイも東京スポーツも一緒に売れないとダメなんですよ。その中で勝ちたい。もう一回、おもしろい生地、スマホにはない面白い生地を作っていくしかないんだと思う」と話した。