ブラジル・アマゾナス州はアマゾンの熱帯雨林が広がる地域で平均月収33000円の貧しいエリア。過酷な通学路で学校に通う子どもたちに密着。レティシアちゃんの両親は農業で生計を立てており学校に行く前は家事を手伝うのが日課。一方、イアくんの家は漁業で生計を立てる6人家族。午前中はジャングルでハンティングを行う。10時半、レティシアちゃん姉妹が学校へ出発。近所に住む子どもたちと一緒に4人で2時間かけて12時半からの授業に参加する。アマゾンには猛獣や危険生物が生息する。
イアくんも授業開始の2時間前に小さなカヌーで出発。約8キロの水路を1人で漕いでいく。レティシアちゃんたちも1時間歩いた後はカヌーで4.5キロの水路を進む。雨季の間は水位が上がりカヌーから手を伸ばして木の実がとれる。熱帯雨林ならではの寄り道を楽しみながら学校に向かう。一方、イアくんは難関のネグロ川にやってきた。流れが速くワニにも注意が必要。しばらく漕いでいるとカヌーに水が入ってきてしまうため都度水をかき出して進む。途中、嵐の気配を察したイアくんは陸に上がり数分後に激しい嵐が発生。普段より6倍の雨が降る雨季では天気を読む力も必要。