大量のオーダーに焦り、徐々にラーメン作りに乱れが出始めるレナンさん。手が回らない部分は庄野さんがサポートしつつ、ラーメン作りを叩き込む。なんとかピークを乗り越えたレナンさんは「お客さんの感想がとても気になる」と話し、感想を聞いて回ると「エクセレント」「スープにピラルクも入っているのにちゃんと豚骨ラーメンになっているのが驚き。新しいタイプのラーメンでとても美味しかった」「いままで食べたラーメンで一番美味しかった」などの声があがった。何故かサッカー日本代表のユニフォームを着ていた男性は、学校で日本語を学んだそうで「少し話せる。東京の秋葉原でラーメンを食べて、大阪でもラーメンを食べました」と話す。そんな日本のラーメンを経験している男性は「マナウスで日本のラーメンを思い出す味に出会えるなんて信じられない」と話した。さらに日本人のお客さんも。実は取材初日に出会っていた出張中のサラリーマン。その時にはカツ丼を食べていたが、庄野さんがラーメンを伝授すると聞いて食べに来てくれた。感想を聞くと「美味しかった!ビックリしました」とのことで日本のお客さんにも好評価。そしてピラルクのチャーシューをぶ厚めに変更したため気づけば残り4枚に。想定より少ない提供数になってしまったが、レナンさんは最後まで丁寧さを心がけ26杯を完売した。レナンさんは「疲れましたけど本当に良かったです」と言い、庄野さんは「レナンくんがこの3日間めちゃくちゃ頑張ったね」と言った。日本の匠のアドバイスでブラジル・アマゾンに一人前のラーメン職人が誕生した。
