ことしの世界の平均気温が観測史上最も高くなることがほぼ確実になったと、EUの気象情報機関が発表した。宮城県ではことし、タチウオの漁獲量が木曜時点で451トン。これは10年前のおよそ65倍。去年6月からの1年間、日本の三陸沖は平均で6度、海面水温が上昇。これは観測史上初めての記録で、世界で最も海面水温が上がった海になったという。海洋や気象の変化に詳しい専門家は三陸沖で大きな海洋熱波が持続しているという。
その海に、桝が潜った。中でも桝の目を引いたのは三陸の海には生息しないとされてきたカラフルな南の魚。水温20度前後の暖かい海を好む伊勢エビが三陸の海で成長していた。福島県では、伊勢エビの漁獲量が年々増えていて、去年はおよそ9.3トンに。去年7月にオープンした店では、多く獲れるようになった伊勢エビを、磐城イセエビと銘打って販売。名産品にしようと動いている。
三陸の海面水温の上昇は、なぜ起きたのか。背景には、地球温暖化の影響があると専門家は指摘する。専門家によると、通常の偏西風はほぼまっすぐに流れるが、現在は地球温暖化の影響で蛇行。この偏西風が海の中の海流にも影響を与える。その結果、黒潮は北上し、三陸沖のほうへ。海面水温を異常な高さにしていると分析した。その影響はいいことばかりではない。伊勢エビが名産の三重県では、何が起きているのか。
その海に、桝が潜った。中でも桝の目を引いたのは三陸の海には生息しないとされてきたカラフルな南の魚。水温20度前後の暖かい海を好む伊勢エビが三陸の海で成長していた。福島県では、伊勢エビの漁獲量が年々増えていて、去年はおよそ9.3トンに。去年7月にオープンした店では、多く獲れるようになった伊勢エビを、磐城イセエビと銘打って販売。名産品にしようと動いている。
三陸の海面水温の上昇は、なぜ起きたのか。背景には、地球温暖化の影響があると専門家は指摘する。専門家によると、通常の偏西風はほぼまっすぐに流れるが、現在は地球温暖化の影響で蛇行。この偏西風が海の中の海流にも影響を与える。その結果、黒潮は北上し、三陸沖のほうへ。海面水温を異常な高さにしていると分析した。その影響はいいことばかりではない。伊勢エビが名産の三重県では、何が起きているのか。