鹿児島、霧島から中継。中継の映像ではたくさんの壺が並んでいる。畑から壺が生えているように見えるため、地元では壺畑と呼ばれている。この壺の中には特産品の黒酢が入っている。1年以上発酵させることで色合いが黒くなっていく。原料に米ぬかがたっぷり残った状態で仕込んでいくことから、他の黒酢よりアミノ酸が豊富に含まれていることが特徴。日当たりのいい場所でこの春時期から仕込みが始まるため最盛期を迎えている。200年以上前から使われている薩摩焼の中に地元の豊富な地下水、コメが仕込まれている。さらに外に置くことで熟成が進むという。実際に熟成度合いによって色合いや味等も変わる。1年物は酸味があるがさっぱりしており、料理に使われることが多い。10年ものになると味がまろやかになる。取材した会社では約5万個ある壺を職人が味や耳で発酵度合いを毎日確認する。