アフガニスタンで実権を握るイスラム主義勢力タリバンについて、ロシアは2003年に行ったテロ組織の指定を解除し、ロシア国内での活動を認めることになった。タリバンを巡っては女性の人権を侵害しているとしてアメリカなどが厳しい制裁を続ける一方、ロシアや中国は関係を深めていて、プーチン政権は今後テロ対策でタリバンとの連携を強化していくものとみられる。ロシア大使館ではテロ組織解除の決定がアフガニスタン側に伝えられた。アフガニスタン・ムッタキ外相は「解除は良い決定だ。今後の両国関係の発展のきっかけとなる。この4年間、両国の間では信頼を回復し、貿易が拡大してきた。今後も更に進んでいくだろう」と述べている。