東京都美術館学芸員の大橋さんが、マルカス炭鉱跡にあるゴッホが住んでいた家を訪れた。ゴッホは27歳のときに聖職者の道を断念し、画家になると決意した。大橋さんが、ゴッホが画家になった理由を解説した。ゴッホの父親は、牧師だった。
オランダ・ニューネンに、ゴッホの両親が住んでいた牧師館がある。ゴッホの弟・テオがアトリエとして使っていた部屋を紹介。ゴッホ展の展示作品の「干しわらと風車」と「小屋」と「女性の顔」を紹介。
ゴッホは32歳のときに芸術の都・パリに移り住み、弟のテオと暮らした。大橋さんが、テオがゴッホを支えた理由について解説した。テオは、「ゴッホは現代のもっとも進歩的な画家の1人」と語っていた。ゴッホはパリで、色彩と筆づかいの研究に没頭した。ゴッホ展の展示作品の「グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶」を紹介。
松下洸平が「ゴッホ展」の音声ガイドを収録した。松下洸平が、ゴッホが弟・テオに宛てた手紙を読み上げた。ゴッホの手紙の記述を紹介。
ゴッホは34歳のときに、パリからアルルに移り住んだ。ゴッホの作品を見ていくうえで、自然は大きなテーマ。ゴッホ展の展示作品の、耕された畑「畝」、「浜辺の漁船、サント・マリー・ド・ラ・メールにて」、種まく人を紹介。ゴッホが、弟・テオに宛てた手紙を紹介。ゴッホと、ポール・ゴーギャンとの共同生活は破綻した。
ゴッホは36歳のときにサン=レミの療養院に入り、オリーブ園などを描いた。大橋さんが、オリーブ園について解説した。テオの息子は、フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホと名付けられた。ゴッホ展のイマーシブ映像を演出した、近藤大介さんにインタビュー。
ゴッホは37歳のときに、オーヴェール＝シュル＝オワーズに移り住んだ。ゴッホが描いた、ポール・ガシェの絵を紹介。ゴッホ展の展示作品「麦の穂」、農家を紹介。ゴッホはオーヴェール＝シュル＝オワーズで、50点を超える素描と74点の油彩画を描いた。1890年6月8日にゴッホの自宅をテオの一家が訪ね、1890年7月6日にはゴッホがパリにあるテオの家を訪ねた。1890年7月27日にゴッホが亡くなり、半年後にテオが病死した。テオの妻のヨーはゴッホの回顧展を開催し、1914年にはゴッホの書簡集を発刊した。1924年、ロンドンのナショナル・ギャラリーにゴッホの「ひまわり」が売却された。大橋さんが、ヨーがゴッホのために尽力した理由を解説した。オランダ・アムステルダムにある、ファン・ゴッホ美術館を紹介。