東海東京証券アメリカ・芝田達裕さんの解説。アメリカのAIを使ったデータ収集分析を行うパランティア・テクノロジーズに注目があつまっている。CEOのカープ氏はスタンフォード大学法学博士号とドイツのゲーテ大学社会理論博士号を取得した異色の経歴の持ち主で2003年にパランティアを創業、アルゴリズムを使って西洋の価値観を守ることをミッションに掲げ創業当時は米国のCIA中央情報局から出資を受けて情報データ分析を行っていた。20年以上前からAIを事業の中核に据えていた企業で、当初は米国の政府機関向けだけだったが、民間企業向けのソフトウェアも展開し始め、過去5年で売上は3倍に成長。業績を伸ばしている背景の強みは機密保持能力と幅広い顧客。一方、海外展開は米国と友好的な関係にある国に限定しているのが特徴。2023年に営業利益は黒字転換。決算発表では現在注力している既存のシステムにAIを統合するプラットフォームの進捗に関するコメントが注目されている。
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