宇宙ベンチャー「Synspective」は、観測衛星を手がけている。この日、ニュージーランドの経済団体が衛星の視察に訪れていた。Synspectiveの衛星は、これまでの衛星の20分の1の超小型衛星。これまでの衛星は、人間の目のように地球を見て観測するため、夜間や悪天候時は見えなかったが、Synspectiveの衛星は、電波で地球を観測するため、時間や状況を問わず観測できる。地下を掘る工事現場では、周辺の地盤を調べるため、測量が必要になるが、人力で行うため、膨大な時間がかかることに加え、測量できる範囲はピンポイント。衛星を使用すると、ミリ単位の詳細なデータを広範囲に、瞬時に観測できる。防衛省はことし2月、独自の観測衛星網を立ち上げるため、約2800億円規模の投資を行った。国内でネックとなっているのは、宇宙への打ち上げ技術。Synspectiveの小型衛星は、現時点で、国外でのみ打ち上げ可能となっている。
