アメリカのFRB・パウエル議長は来月の議長任期満了後も理事としてFRBに留まると述べた。パウエル議長の理事としての任期は2028年まで残っているが、議長退任後は理事も退任するのが通例で今回の表明は異例。パウエル氏は適切だと判断した時期に退任すると判断した上で、FRB本部改修巡る自身への刑事捜査が「完全かつ透明性を持って終結と判断出来るのを待つ」と説明している。この刑事捜査を巡ってFRBはパウエル氏に利下げを迫るトランプ政権による不当な政治圧力だと反論していた。司法省は先週、捜査の終結を表明したが、パウエル氏はFRBの独立性が「危険に晒されている」などと述べている。FRBは29日、原油高でインフレ懸念が高まる中、経済動向を見極めることが適切だとして、3会合連続となる利下げの見送りを決定している。
