アメリカ大統領選に向けた共和党の候補者選び。初戦のアイオワ州でトランプ氏は圧勝。しかし、ある人物が気になっているという。それは3番手に終わったヘイリー氏。得票はトランプ氏51%に対して19%。トランプ氏は「民主党がヘイリー氏を支持しているのは、彼女が私よりもはるかに勝ちやすいと知っているからだ」などコメント。しかもインド系の両親の下に生まれたヘイリー氏に対して、インド風のファーストネームを強調。さらに最近では「出生時に両親が米国籍を持たず、ヘイリー氏に大統領選出馬の資格はない」などという投稿までしているという。背景にあるのが、週明けに行われる予備選の地ニューハンプシャー州。これまで予想外のドラマの舞台になってきた。1992年、民主党の候補者選びで初戦で大敗したクリントン氏が2位に浮上。最終的には大統領に当選。2008年にはヒラリー・クリントン氏に敗北したオバマ氏が代名詞となった「Yes,wecan.」という言葉でスピーチ。このキャッチコピーが大統領への道を開いた。穏健な共和党員が多いニューハンプシャー州。世論調査ではトランプ氏の支持者は39%、ヘイリー氏は32%。投票は23日。