吉崎さんのプロの眼。テーマは「共和党予備選挙 序盤戦の展望」で、「予備選挙はいつもニューハンプシャー州、アイオワ州で始まる。どちらも小さな州だが、人口や代議員の数からしたら大したことないが、初戦で勝った候補者には勢いがつく。特に民主党はアイオワ州で、共和党はニューハンプシャー州で名勝負を繰り広げてきて歴史がある。アイオワ州での注目点は直前の世論調査通りの結果が出たことだと思う。今年は世論調査を信じてい良いということだと思う。注目点2は序盤でこんな大差がつくことは珍しい。トランプ氏は事実上の現職候補だと考えたほうが良いと思う」、「デサンティス氏の支持が上乗せされるとトランプさんかなり優勢とみていいのかなという感じ」、「ニューハンプシャー州は直近の数字でいくと15ポイント差でヘイリーさんが追っかけてる。デサンティス氏はアイオワ州に全力投球してきた。ヘイリーさんはニューハンプシャー州に投資してきたので、どうかってことだが、ニューハンプシャーはオープンプライマリーで無党派の人でも投票できる。番狂わせが起こるので、ヘイリーさんに一発あるかもしれない」、「ヘイリーさんは80年代のレーガン大統領みたいな古き良き時代の共和党の政策を体現してる人。小さな政府で強いアメリカで自由貿易でっていう昔の共和党路線。経済界としてはなるべく彼女に勝たせたい。だからお金もいっぱい出してる。これに対してトランプさんは21世紀型の新しい共和党。アメリカファーストで国内重視で反移民、半自由貿易路線なので、今の時代勢いがあるのはこっちでデサンティスもトランプ型の方」、「この戦いは最終的に民主党に勝たないといけないので、どっかで手を打つ。極端な話、ヘイリー副大統領候補になって2人がチケットで戦うこともあるかもしれない」などと話した。