米国の大統領選挙は混沌としている。トランプとのテレビ討論会で、健康不安に拍車をかけたバイデンはステージで寝そうになったと釈明。その後、ABCテレビのインタビューに応じたが、体調が悪かったと話す。そんなバイデンに身内からも厳しい声があがっていて、ワシントンポストは“民主党の有力上院議員がバイデンに対し、撤退を求める議員グループを結成しようとしている”と報じた。バイデンが撤退する可能性はあるのか。早稲田大学教授・中林美恵子は「6割はバイデンは最後の最後、民主党の候補にはなれないだろう」とコメント。仮にバイデンが撤退した場合、代わりの候補者は誰か。トランプは投稿した動画の中で「カマラが出てくるだろう」と話している。カマラとはバイデン政権で米国史上初の女性副大統領となったカマラハリス。ハリスが立候補した場合、トランプに勝つことができるのか。現在、カマラハリスはトランプに歯が立たないという見方が強い。きのう支持者集会を開いたバイデン。改めて出馬の意欲を見せたが、その後ろに掲げられたメッセージは「バトンタッチしろ」。大統領選まであと4か月、果たしてどんな結末が待っているのだろうか。