11月の米国大統領選挙の前哨戦となる1回目のテレビ討論会が先月27日に開催され、民主党・バイデン大統領・81歳と共和党・トランプ前大統領・78歳が4年ぶりに直接対決した。この討論会で、バイデン大統領の“高齢不安”が注目された。この討論会を受け、「ニューヨークタイムズ紙」は、バイデン大統領の撤退を求める社説を掲載した。民主党内からも、撤退を求める声があがっている。バイデン大統領は、「2度の外遊を行った後の時差ボケで眠かった」と説明、ホワイトハウスの報道官は、「大統領選挙からの撤退は、絶対にない」と強調した。今回の大統領選挙は、史上最高齢対決となっている。バイデン大統領は、先月10日にホワイトハウスで開かれた奴隷解放記念式典で、周囲が曲に合わせて踊る中、約30秒間不自然に固まって見える場面が話題になり、先月13日にイタリアで行われたG7サミットの時は、一人で違う方向に歩き出し、イタリア・メローニ首相に連れ戻される場面があった。