テレビ討論会の会場近くからワシントン支局・西河篤俊記者が解説「討論会場近くのプレスセンター。メディア向けの席の数は1000に上り、関心の高さがうかがえる」、「ハリス副大統領は大統領としての資質を印象づけられるか。トランプ前大統領からの批判をうまくかわして臨機応変に対応できるかも焦点。トランプ前大統領はみずからを制御して、落ち着いた大統領像を有権者に示せるか。個人攻撃に走らず、インフレや移民対策など政策論争に持ち込んでハリス副大統領から勢いを奪い返せるかがポイント。もう1つのポイントは、討論会がメディアやSNSでどう切り取られ、伝えられるかという点。いずれの陣営も一部が切り取られ、伝えられることを前提に、準備を進めている。いかに有権者の心に響くようなインパクトのある発言を繰り出せるか。一方でイメージダウンになるような発言やふるまいを控えることができるか。約2割いるとされる投票先を決めていない有権者の行動に影響を与える可能性があるだけに2人の一挙手一投足から目が離せない90分間となりそう」。