きょうの株の見通しについてJPモルガン証券・高田将成は、予想レンジ3万8850円〜3万3900円とし、きのうの米国市場が膠着気味だったこと受け、本日の東京市場も円安の追い風はあるものの、基本的には方向感の薄い展開を見込んでいると解説。注目ポイントは、「アメリカ大統領選後にヘッジファンドは株買いか」。日本市場を含め国内外の投資家はアメリカ大統領選をにらみ様子見姿勢を強めている。今回と過去の大統領選を同一視して正確な相場予想を行うことは簡単ではない。ヘッジファンド全体の行動パターンをとらえておくことは、不確実性が高いなか有益。世界的な企業業績はペースを減速しながら、足元で改善してる。イベント前後の変動を除き、趨勢的なヘッジファンドのリスクテイク意欲を左右してきたのは企業業績のほう。政治イベントに必要以上に振り回されず、業績とのバランスを重視して評価する姿勢が適切と解説した。