投票を終えてあとは結果を待つのみとなったトランプ氏とハリス氏。両候補はどのような心境でこの日を迎えたのか。トランプ氏はメラニア夫人とともにフロリダ州パームビーチの邸宅近くの投票所で投票を終えた。選挙戦で敗れた場合、前回のように敗北を認めないのではという懸念について「フィラデルフィアで大規模な不正行為の話が多数ある」とSNSに投稿。一方のハリス氏はワシントンの民主党本部で有権者に電話で支持を呼びかけるボランティアのもとへ。投票日当日になってもトランプ、ハリス両陣営はSNSなどを駆使して積極的な呼びかけを続けた。7つの激戦州の中で最も選挙人の数が多く勝敗を左右することになるペンシルベニア州では、投票開始に合わせて有権者の長い行列が。さらにペンシルベニア州では投票用紙を機械で読み取ることができず、一部を手作業での集計に移行。ジョージア州などで投票所に対し爆破予告があり一時、避難を余儀なくされた。FBIによると、ジョージア州だけで30件以上の爆破予告があったという。混乱は米国国内だけにとどまらない。投開票日当日、「移民の血はもう流さない」とのメッセージを掲げ、約3000人の移民キャラバンがメキシコ南部から米国へ向けて出発した。