- 出演者
- 萩谷麻衣子 大下容子 佐々木亮太 久保田直子 デーブ・スペクター 森葉子 斎藤康貴 林美沙希 杉村太蔵 増田ユリヤ
今年の大統領選は世界の分断が加速する中で行われている。共和党のドナルド・トランプと民主党のカマラ・ハリスの両氏による争いであり、リアル・クリア・ポリティクスによると支持率は拮抗が続いていると報じられている。
池上彰氏・中林美恵子氏とともにアメリカ大統領選を伝えていく。過半数270を確保した候補が大統領となる大統領選挙であり、CNNのデータを元に展開を伝えていく。
ペンシルベニア州ではまもなく投票が終了となる。また、トランプ氏は邸宅のあるフロリダ州、ハリス氏はワシントンにある母校・ハワード大学から見守っている。トラブルの情報もあるが支障はきたしていないという。また、激戦州とされるジョージア州では開票が進みトランプ氏が大きくリードしているとの情報があるが、大都市の情報は含まれていないことからハリス氏が追い上げる可能性もあると見られる。
ニューヨークのマンハッタンで中継を行う増田さんによるとハリス氏の支持者からは女性の権利を守りたいとの声が聞かれ、トランプ氏の支持者からは中東情勢が不安との声が聞かれているという。
アメリカ大統領選は総得票数ではなく州の人口に基づいた大統領選挙人の数で争われる。各州2人ごとの上院議員と、各州の人口に合わせて決められる下院議員の計538人の選挙人のうち270人を獲得した候補が勝利する物となっていて、人口で決めることから大きめのモンタナは4人に対し、ニューヨークは土地は小さいものの28人となっている。また、最大はカリフォルニア州は54人と設定されていて、1票でもカリフォルニア州で得票すれば54人の選挙人を全て獲得できる。カリフォルニアは民主党が強く、40人のテキサスは共和党が強いなど土地ごとに支持層は異なっている。
マイケル・ジャクソン生誕の地・インディアナ州はトランプ氏が勝利し11人を獲得。エネルギー産業と山岳観光の地・ウェストバージニア州はトランプ氏で4人を獲得。バーボン・ウイスキーが生まれたことで知られるケンタッキー州はトランプ氏が勝利し8人を獲得。リンゴとメープルシロップの産地であるバーモント州はハリス氏が勝利し3人を獲得。トランプ氏の別荘マー・ア・ラゴがあるフロリダ州はトランプ氏が勝利し30人を獲得。
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中林さんは一度当確と見られても都市部が遅れて開票されて対抗候補が当選することが多いのがアメリカの選挙だと紹介。デーブさんはインディアナ州はかつてトランプ氏の副大統領だったペンス氏が支持していないにも関わらず共和党が勝つ形となったと紹介するとともに、選挙の開票が遅いとの指摘を受けて選挙システムの改善も行われていると紹介。萩谷さんは実質的に激戦州だけの選挙になってしまっているような気がするとコメントし、太蔵さんはジョージア州は16年はトランプ氏・20年はバイデン氏を選んでいることからこの州の動きが焦点となるのではないかと推測。また、番組は「熾烈な浮動票の奪い合い ”チップ非課税”合戦」「ハリス氏”失速” 要因は「アラブ票」?」「新大統領で…世界情勢は?」の3つの視点から大統領選を取り上げていく。
米国・大統領選挙の投開票が進む全米各地、きょうは6カ所から最新情報を伝える。まずはハリス陣営。ワシントンから鈴木彩加記者が中継。順調に選挙人が確保されたことが知らされると会場から大きな歓声が起こったという。ハリス陣営が開票結果を見守る会場に選んだのは、出身校でもある黒人名門大学のハワード大学。米国メディアによると、ハリス氏は家族とディナーを済ませてから会場を訪れ、演説を行う予定。
トランプ陣営、フロリダから小島佑樹記者が中継。トランプ氏自宅近くのコンベンションセンターを貸し切ってウォッチパーティーが開かれている。トランプ氏の勝利が確実と言われていた州で、順調に選挙人を積み上げていて、フロリダでのトランプ氏勝利が伝えられると大きな歓声があがった。想定より投票率が伸びておらず、側近はSNSで投票を呼び掛けているという。トランプ氏は日本時間の午後1時頃会場に姿を見せる見通し。
ペンシルベニア州から小松靖記者が中継。フィラデルフィアの民主党本部が主催するオフィシャルウォッチパーティーの現場では、お酒を飲みながら開票を見守っている。日本時間午前10時に開票が締め切られ、一斉に集計が始まる。ペンシルベニアは最激戦区のため、緊張感があるという。投票率は別の投票所で7割近くとなっていて、全体としても高くなると予想されている。
アリゾナ州から力石大輔記者が中継。メキシコ国境のサンルイスでは、投票まで1時間ある中、まだ行列できている。最新のロイター通信の出口調査によると、トランプ氏・ハリス氏46ポイントずつの展開となっている。投票所ではタコスが配られ和やかなムード。移民に寛容な民主党が強い地盤だが、共和党、トランプ氏の支持が伸びているという。
アリゾナ州の情勢について。 中林氏は「典型的なスイングステートのいくつか。どちらに転がるかは開票を進めていく中で揺れ動く。接戦だと郵便投票でどれぐらい入ったのかが決する場合もある」などとコメント。
大統領選挙で勝つのはどちらか、過去40年脅威の的中率で当選者を予測してきた”大統領選のノストラダムス”と呼ばれる大学教授に話を聞いた。
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”大統領選のノストラダムス”と呼ばれるアメリカン大学・アランリッチマン教授に話を聞いた。独自の予測方法「ホワイトハウスへの13のカギ」は現政権を評価する13項目のチェックリストで、バツ6個以上で現政権の候補者が負けると予測するもの。「軍事政策の失敗がない」の項目について、リッチマン教授はガザ情勢を問題視しバツに。「スキャンダルがない」の項目は◯。全体的に◯の評価が多く、リッチマン教授は民主党大統領候補・ハリス氏が勝利すると予測している。
大統領選”預言者”アラン・リッチマン教授の予想について。杉村氏は「出だしは民主党ハリスさんがリードしている傾向。ハリスさんが勢いがあるのかな、今この段階では」などとコメント。デーブ氏は「女性たちがものすごく盛り上がっている。通常以上に女性の投票、民主党が多いのではないかと思いがち。郵便投票は当日じゃないと数えてはいけないという州が多くて時代遅れ」「郵便投票したらすぐネットで確認できる。不正があるなどのデマを流すのは無責任」などと話した。
ニューヨーク・CNN選挙本部から中継。。午後8時を回り激戦州の米国・ペンシルベニア州、ミシガン州で投票が終了。CNNの出口調査でZ世代の支持はハリス氏が56%、トランプ氏が41%となっている。米国・ジョージア州では開票50%でトランプ前大統領がリード。ノースカロライナ州の開票率は10%で互角の戦いが続いている。
アメリカ大統領選について。池上彰氏は「地方は保守的なところが多くそういうところから票が開いていくためトランプさんがまず票を伸ばしていく。都市部では民主党支持者が多い。都市部の開票は遅れるためこのあとハリスさんの票が伸びるであろう。現在ではトランプさんが相当有利とは言えない」などと話した。
ジャーナリスト・増田ユリヤが大統領選の激戦州・ミシガン州を取材。民主党大統領候補・ハリス氏、共和党候補・米国・トランプ前大統領もミシガン州で演説。英国・エコノミストによると民主党大統領候補・ハリス氏がもしミシガン州で負ければ「100回戦って4回の水準まで落ちる」と試算している。
中西部ミシガン州はゼネラルモーターズやフォードなどの本社があり自動車産業の地として知られる。民主党の強い土地として知られるが、2016年にトランプ氏が当選し激戦州として扱われるようになった。ここでは白人だけでなく黒人のイベントにも出席し、リンカーン大統領以来どの大統領よりも黒人のために働いてきたと自賛する様子が見られた。黒人女性からは黒人かつ女性の大統領を応援したいとハリス氏を支持する声がある一方で、50歳未満の黒人男性の4分の1はトランプ氏に好感をもっているとの情報もある。これに対し、民主党員からはハリス氏は黒人男性に絞った政策を掲げこれは初のこととの話が聞かれる。
増田さんによると、デトロイトから離れた郊外部は活気が少なく、郊外の黒人からは置き去りにされてしまっているとの悲観的な意識が強いという。また、今回は投票に行かなかった人達が足を運ぶことが焦点になると見られる。