きょねんのアメリカ合衆国大統領選挙でトランプ氏に敗れたカマラ・ハリス前副大統領の動静が久しぶりに注目されている。ハリス氏は大統領選挙を振り返ったとされる本を執筆、来月出版するという。メディアが注目するのはそのハリス氏の去就。いまは公職から離れたいとして、来年のカリフォルニア州知事の選挙を見送ると表明。カリフォルニア州知事は現在2期目のギャビン・ニューサム氏。規定で3期目は許されないためハリス氏が最有力視されていた。断った真の理由は3年後の大統領選挙再挑戦のためではないかという憶測も呼んでいる。しかし、再挑戦はそんなに簡単ではないとされている。カリフォルニアで民主党支持層を対象に誰が次の大統領候補にふさわしいか尋ねた世論調査でハリス氏はニューサム氏の後塵を拝している。一方のトランプ氏は共和党の後継候補としてルビオ国防長官やバンス副大統領の名前を挙げている。民主党はまだ誰になるのかまったくわかっていない。