赤沢経済再生相は早ければ今夜にも7回目の日米関税協議に臨む。交渉がまとまらない最大の要因は「自動車関税」。日本側は何としても引き下げたいが、ある政府関係者は「アメリカが25%から下げる気配は全く感じられない」と話している。日米の溝が埋まらない背景には米側の交渉担当の3人の考えが異なり、未だに誰と話すべきか分からない状況があるとのこと。停滞する交渉の突破口と期待されているのが「レアアース磁石」で、現状中国の輸出規制で安定的入手が難しい状況となっている。その中でも「ネオジム」と呼ばれるレアアースで作った磁石は日本でも生産しており、トランプ大統領は「日本で生産している分を分けてほしい」と関心を示しているという。ただ政府関係者は「レアアース磁石だけで自動車はとれない」などと話している。
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