長期間、宇宙を飛行することを想定して「食べ物をどう確保するか」という課題に最先端の技術で挑むコンテストが米国で開かれた。NASA(米国航空宇宙局)などがこのコンテストには、最終選考に残った企業や大学などの7チームがそれぞれの技術を披露した。コロラド州の企業が開発した円筒形のオーブンは筒が高速で回転し、遠心力を利用することで無重力でも安全に加熱でき、粉末状の材料と水を入れて20分ほどで熱々のピザが出来上がった。選考の結果、温度や湿度を自動的に調整して野菜や食用の昆虫を育てる装置を開発したチームが最優秀賞に選ばれた。
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