2025年に開催の大阪・関西万博は海外パビリオンで建設に遅れが出ている。西村経済産業大臣は今月4日「総理からは政府を挙げ海外パビリオン早期建設に向けた参加国及び建設事業者とのきめ細かな調整やそのための環境整備の加速の指示があった」と話した。期間は2025年4月13日から10月13日、大阪夢洲で行われ約2820万人想定。約2兆円の経済波及効果が期待されテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で空飛ぶ車など新しい技術が体験でき153の国・地域が参加予定。過去には1970年の大阪万博がありソ連館には宇宙船ソユーズなどが展示、2005年には愛・地球博が行われ最先端ロボットなどが展示された。各国SDGsを意識していて約50か国・地域が自ら費用を負担し独自パビリオンを建設予定だが建設に必要な基本計画書の提出が現時点で韓国のみとなっていて遅れの原因ともなっているという。科学ジャーナリストの寺門さんは「現地では出来ていると思うが人が入ることでの安全性やインフラなどをチェックする必要があり手続きが遅れているのでは」などと話した。建設には大阪市への許可申請が必要で審査に約2か月、その後建設や内装工事など約1年6か月かかるということ。出典国と日本国内のゼネコンの間の調整がうまくいっていないのではとされている。ドバイ万博がコロナ禍で延期され次の万博の準備期間も短くなったことや建築資材の高騰、人出不足などがあるということ。