アメリカのFRBが発表した今年4-6月期の銀行融資担当者調査で、約半数の銀行が貸し出し態度を厳しくしたことがわかった。この調査はアメリカ国内に拠点を持つ銀行を対象にしており、企業向け融資の厳しさを示す指数は、4-6月期に50.8となり、前期より4.8ポイント上昇した。これは、コロナ禍の2020年に次ぐ厳しさとなる。地銀の破綻が続き、景気後退の懸念が広がる中で、調査に回答した銀行のうち、約半数が貸し出し基準を厳しくした。また、年後半にかけては、すべての融資においてさらに基準を厳格化するとの見通しが示されている。企業の借り入れ需要は-51.6となり、4四半期連続で減少が増加を上回った。