平日にも関わらず「新横浜ラーメン博物館」には開店前から行列ができる。訪れる外国人は年間約6万人。出店しているのは現代の日本のラーメン店の草分けや、ミシュランガイドに掲載の店など、全国から選びぬかれた7軒。アメリカから来た観光客はとんこつラーメンを食べて「アメリカのラーメンとは比べ物にならない」「これこそ本物の味」などと絶賛した。ラーメンは訪日外国人が「最も満足した飲食」で寿司を上回るなど、今や世界が注目する日本食となった。「新横浜ラーメン博物館」がオープンしたのは1994年。食べるのに最大5時間待ちなど、超人気スポットだった。コロナ禍での休館などを乗り越え、外国人客なども増えV字回復。来年30周年を迎え、再び暑いスポットになっている。館内はインスタントラーメンが普及した昭和33年の町並みを再現している。そんな外国人に人気なのが4年前に始めたラーメン作り体験。伝統的な製麺技法「青竹打ち」で約1時間かけて麺を作る。