第二次世界大戦で兵士の保存食を求めたアメリカは、大量生産が可能な作物から効率的にエネルギーを摂れる食品の開発を目指した。軍は食品会社と1本で1日に必要なエネルギーの3分の1を摂取できるチョコレートバー「Dレーション」を開発した。その後レトルト加工の技術を開発すると、1960年代には民間企業がビジネスチャンスを見出した。加工食品は衛生面でも安全なことから、食糧支援にも利用されてきた。こうして食の単一化を前提とした加工食品が一般社会に浸透していった。
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