週明けの日経平均株価は反発し、最高値をつけた。一方、金の価格も上昇している。先週末の平均株価は、日銀による「ETF(上場投資信託)の売却方針」の発表を受け、大幅に値を下げる場面があったが、きょうの東京市場は幅広い銘柄が値上がりした。植田総裁がETF売却について「少しずつ売ることで影響を小さくできる」として、市場に配慮する姿勢を見せたことが安心感を広げる中、アメリカで利下げがさらに進み景気が支えられることへの期待から、株高となった流れが波及して、平均株価の終値は最高値を更新した。田中貴金属工業のきょう午後2時時点の店頭小売価格は、先週末より316円高い1gあたり1万9463円となり、最高値をつけた。アメリカのさらなる利下げ観測により、ドルを売って金を買う動きが強まっている。
