- 出演者
- 堤礼実 上中勇樹 宮本真綾
オープニング映像が流れた。
オープニングの挨拶をした。
自民党の総裁選挙がきょう告示され、新たなリーダーを決める12日間の選挙戦が始まった。総裁選には5人が立候補し、午後、最初の演説会が開かれた。今回の総裁選は「国会議員票」295票と同数の「党員票」で争われる。次の自民党総裁に最もふさわしい人を聞いたFNNの世論調査では、トップが高市氏で2位が小泉氏、その後を林氏、小林氏、茂木氏が続いた。一方で自民党支持と答えた人に限ると、小泉氏、高市氏、林氏の順となった。衆参両院で与党が少数の中、行われる総裁選。主な争点は物価高対策をはじめとする経済政策や、野党との連携のあり方など。野党からは「訴えてきた政策に対するスタンスを注視したい」「物価高対策について具体的に語ってもらいたい」との声が上がる。あすは候補者による共同記者会見などが予定されていて、新たな総裁は来月4日に決まる。
エコノミスト・崔真淑さんに聞いた。総裁選の争点にもなっている給付付き税額控除だが、これは所得に応じて給付したり、所得税を控除したりする家計支援策の1つ。例えば通常の税額控除は所得税などの税額から一定額を差し引くが、払っている所得税が控除額を下回る低所得層の人に対しては、恩恵を受けきれないという課題がある。なので制度によっては納税額がゼロでも現金給付も可能で、カナダやイギリスでは貧困対策としても実施されている。また、アメリカでは就労促進型の給付付き税額控除が実施されており、2023年は約2300万世帯に総額約570億ドルが給付されるなど、世界では様々な形で導入されている。例えばアメリカのケースでは、1人親世帯において就労促進効果はあったことや、子どもの貧困率は2020年の9.7% から、2021年には5.2%へと大幅に減少させる効果があったという報告がある。同様の効果が様々な国にも報告されているだけに、家計が困窮している層への影響だけではなく、自立を促すための施策としても効果はあるよう。ただ副作用も報告されている。給付金が所得が増えるに応じて段階的に減るということはあるので、それが新たな就労意欲の壁になるかもしれないという。子どもの貧困に対してに日本は無縁と考える人が多いかもしれない。しかし今や日本は子どもがいる世帯の貧困率はOECD平均よりもやや低いという水準で、1人親世帯では44.5%と、OECD最悪水準。こうした課題をクリアするためにも非常に良いと思っている。ただ課題もある。日本の雇用者は年末調整中心で、確定申告をしない方が多いので、そうした方々へどう到達させるのか。そして財政が厳しい中で、余計な条件や制限をかけない税制にするためにも、複雑にせず、ここは大きな決断をして欲しいとは思っている。
週明けの日経平均株価は反発し、最高値をつけた。一方、金の価格も上昇している。先週末の平均株価は、日銀による「ETF(上場投資信託)の売却方針」の発表を受け、大幅に値を下げる場面があったが、きょうの東京市場は幅広い銘柄が値上がりした。植田総裁がETF売却について「少しずつ売ることで影響を小さくできる」として、市場に配慮する姿勢を見せたことが安心感を広げる中、アメリカで利下げがさらに進み景気が支えられることへの期待から、株高となった流れが波及して、平均株価の終値は最高値を更新した。田中貴金属工業のきょう午後2時時点の店頭小売価格は、先週末より316円高い1gあたり1万9463円となり、最高値をつけた。アメリカのさらなる利下げ観測により、ドルを売って金を買う動きが強まっている。
休業・廃業した企業の件数が過去最多を更新。帝国データバンクの調べによると、今年1月~8月までで休業や廃業した企業の件数は前年と比べて約4000件増えて、4万7078件となりこの時期としては過去最多となった。今年1年間でも過去最多を更新する可能性があるという。業種別では「生命保険代理店」の廃業が2.5倍となった。インターネットでの保険販売が浸透したことに加え、保険業界で相次いで発覚した不正問題を受け、コンプライアンスが厳格化し、ノルマが達成できないことなどが要因としている。
明日は秋分の日だが、東京ではきょうも夏日。そんな長引く夏に食品メーカーが商機を見出している。きょうから東京都内に期間限定でオープンした「まだなつ食堂」。夏の定番と秋の味覚をかけ合わせた新しい冷やし中華を味わうことができる。夏の長期化により秋の味覚を食べる機会が少なくなったと感じる人が、8割に達しているという調査結果もある。さらに9月~10月でも冷やし中華を食べたいと思っている人が8割弱いることもわかった。そこで、味の素は夏から秋の長引いている暑い時期を5番目の季節“まだなつ”と命名。まだなつにぴったりの新しい冷やし中華を開発した。ナス、カボチャ、シメジ、レンコンなど、秋の食材を冷やし中華に仕立て上げ、暑さの残る季節でも快適に食を楽しめる工夫がされている。長過ぎる夏を逆手に新しい食文化を楽しもうというこのイベントは、23日まで開催。
エコノミスト・崔真淑さんに話を聞いた。残暑が長く続く現代において、季節を再定義して五季と明示するのは非常に面白いと感じた。実は行動ファイナンスでは新しい区切りをあらかじめ定めるという戦略を、消費・行動のスイッチを押すフレッシュスタート効果としても実証されている。残暑の時に夏向け食を打ち出す「まだなつ食堂」というのは、需要の秋シフトを捉える上で効果がありそうだなと感じた。気候が高温かどうかというのは消費者の需要を強く動かす。ある国内のPOSレジデータの集計では、暑い日の休日はアイスの売り上げが平日の約1.4倍。25℃を超えることでアイスやビールが動きやすいというしきい値も確認されている。ただもちろん、高温になることで増える消費もあれば、減るものもあるのではないか。マクロで見たら課題もあると思う。例えばデメリットでは、暑さによる生産性低下などがあげられる。企業としての対策は、時差勤務、空調断熱投資、さらには電力先物や天候デリバティブ、気象保険で財務的にヘッジすることも重要になってくるだろうとは感じている。
アメリカの著名投資家・ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社・バークシャー・ハサウェイが、保有する中国のBYDの株式を全て売却したことが、決算資料で明らかになった。売却の理由は明らかにされていない。バークシャーは2008年にBYDに出資したが、2022年ごろから徐々に出資比率を下げていた。BYDの広報責任者は自身のSNSで「株式の売買はごく自然なこと」とした上で、「17年間にわたる投資・支援に深く感謝する」とコメントした。
17歳で起業した学生がこの週末、東京都内でポップアップイベントを開催。パフェを提供するのは松井ひな子さん18歳。徳島県神山町に2023年に開校した起業家精神を学べる高等専門学校「神山まるごと高専」の3年生。そんな松井さんは、17歳の時に「株式会社WAQHAPI」を起業。メイン事業「パフェに甘えて。」のポップアップイベントを週末、東京都内で開催した。大切にしていることは、パフェを提供するだけではなく、自分自身を褒めてあげるご褒日体験を作ること。ご褒“美”ではなく、この体験をきっかけに素敵な“日”を送ってもらいたいという思いが込められている。まずはパフェに使う神山町のすだちの香りを体験。自分と向き合った後はパフェを食べてお口のご褒日体験。この後に配られたのは「たいへんよくがんばりました」と書かれたシール。プレミアムプランを予約した人は、事前にウェブでひととなりなどをヒアリング。松井さんの思いに賛同した兵庫県の花屋さんが、ブーケとメッセージカードを制作した。「自分自身を愛してほしい」という思いが込められたイベント。事業として確立させ、「自分にご褒日をあげる文化」をつくりたいという。
スマートフォンの使用の目安を1日2時間以内とする愛知県豊明市の条例案が、市議会で可決された。全ての豊明市民を対象に仕事や勉強などを除く時間のスマホ、タブレットの使用の目安を1日2時間までとするもので、罰則はない。全市民を対象にスマホの使用時間の目安を規定する条例は全国初で、来月1日から施行される。
旧統一教会の韓鶴子総裁の逮捕を認めるかどうかの判断が、今夜からあす未明にも出る見通し。韓国のソウル中央地裁ではきょう午後から韓総裁に逮捕状を出すか出すかどうかを審査していて、韓総裁本人も出席した。韓総裁が教団への便宜目的で尹前大統領の妻・金建希被告へ金品を贈った疑いで、特別検察官から逮捕状が請求されている。
「Bリーグ開幕間近・今季の楽しみ方」などのラインナップを伝えた。
今回で10シーズン目を迎えるBリーグが、来月3日についに開幕。きょう新シーズンに向けた記者会見が行われた。日本代表で元NBAプレーヤー・Bリーグ2シーズン目を迎える千葉ジェッツ・渡邊雄太。昨季は度重なるケガで思うようなプレーが出来なかった渡邊。新たなシーズンで巻き返しを誓う。渡邊が要チェックという選手が、今季レバンガ北海道に電撃加入した富永啓生。高校卒業後、約6年間、本場アメリカの地で研鑽を積んできた。さらに今季、世界の舞台からBリーグに参戦するのは、2015年のNBAドラフトで全体3位指名を受けたレバンガ北海道のJ.オカフォー。長崎ヴェルカにはNBA通算449試合に出場した大物・S.ジョンソンが加入。世界n舞台から実力者が集結。さらにハイレベルな戦いが見られること間違いナシ。
メジャーリーグにプロ野球、レギュラーシーズンの優勝争いもクライマックス。優勝へのマジック3で迎えたドジャースは、ホーム最終戦で観客動員数が球団初の400万人を突破した。そんなドジャースファンがよく目にする光景「デコルテポーズ」を決めた大谷など、3選手のトレーディングカードが無料配布されたこの日、大谷は9試合連続となるヒットを放つ。しかし今のドジャースでよく見る光景は良いことばかりではない。8回から登板したリリーフのトライネンが大乱調。押し出しを含む3失点で逆転負けを喫し、マジックを減らすことはできなかった。
これで9月にした9敗中、リリーフ陣が7敗。ポストシーズンを見据えてもブルペン陣の再編が急務のドジャースに朗報も。マイナーリーグで中継ぎ登板した佐々木朗希が1イニングを3者凡退におさえる好投。ロバーツ監督は24日の試合からチームに合流することを明言した。リリーフ陣強化へ活躍が期待される。
プロ野球。逆転優勝へ望みをつなげたい2位の日本ハムは、エース・伊藤大海がプロ初の中4日で先発マウンドへ。しかしロッテ・ソトに一発をあび先制を許す。伊藤を援護したい打線も、3塁を踏むことすらできず沈黙。最下位ロッテに完封負けと、ファンも落胆の痛すぎる黒星を喫した。
オリックスに連敗中の首位・ソフトバンクは、約5か月ぶりに柳田悠岐が一軍復帰。2番指名打者で先発出場する。しかし2打席続けて三振。期待に応えることはできない。その柳田は第3打席、フォアボールを選んで出塁。満塁にチャンスを広げるが、続く柳町は内野ゴロで無得点。ソフトバンクは続く6回にも満塁で得点できず、このカード3試合6度の満塁全てで無得点と、チャンスを活かせない。すると0対0で迎えた8回、オリックスの先頭杉本裕太郎に痛恨の一発をあび、ソフトバンクは3連敗。日本ハムが敗れたため、優勝マジックは1つ減って6となっている。
参戦6年目、悲願のシリーズチャンピオンが見えてきたENEOS ROOKIE。今季はここまで過去最高の結果を積み重ね、ランキング2位につけている。迎えた週末、シリーズチャンピオンをかけた戦いは大詰めへ。この1戦、サクセスウェイトのハンディが重くのしかかる。ランキング2位のENEOS ROOKIEは、97kgのサクセスウェイト。立ちはだかるのはau TOM’S、昨季の王者はランキング首位をキープしているが、マシンには100kgのサクセスウェイトが課されている。両チームの差は10pt。決勝、ENEOS ROOKIEは9番手からスタート、先にステアリングを握るのは福住。王者TOM’Sは4番手から、序盤はハンディを物ともせず順調な走り。しかし、15周目でTOM’Sが次々にオーバーテイクを許し9位に沈む。さらに、ENEOS ROOKIEの福住もサクセスウェイトのハンディで苦しい立ち上がりとなり、順位を12位に落とした。そして29周目、ENEOS ROOKIEはピットインを選択し大嶋へとステアリングが託される。ベテランの大嶋は、TOM’Sの後ろをピタリとマークして逆転のチャンスを伺う。すると38周目、混戦を利用して巧みなドライブを見せると11位へ浮上。レースは最終局面へ。激戦のレースの中、大嶋は粘りの走りを見せ7位入賞を果たした。
Super GTも残り2戦。各レース10位までポイントが入るため優勝争いはもちろん、順位争いにも注目だとコメントが上がった。