参戦6年目、悲願のシリーズチャンピオンが見えてきたENEOS ROOKIE。今季はここまで過去最高の結果を積み重ね、ランキング2位につけている。迎えた週末、シリーズチャンピオンをかけた戦いは大詰めへ。この1戦、サクセスウェイトのハンディが重くのしかかる。ランキング2位のENEOS ROOKIEは、97kgのサクセスウェイト。立ちはだかるのはau TOM’S、昨季の王者はランキング首位をキープしているが、マシンには100kgのサクセスウェイトが課されている。両チームの差は10pt。決勝、ENEOS ROOKIEは9番手からスタート、先にステアリングを握るのは福住。王者TOM’Sは4番手から、序盤はハンディを物ともせず順調な走り。しかし、15周目でTOM’Sが次々にオーバーテイクを許し9位に沈む。さらに、ENEOS ROOKIEの福住もサクセスウェイトのハンディで苦しい立ち上がりとなり、順位を12位に落とした。そして29周目、ENEOS ROOKIEはピットインを選択し大嶋へとステアリングが託される。ベテランの大嶋は、TOM’Sの後ろをピタリとマークして逆転のチャンスを伺う。すると38周目、混戦を利用して巧みなドライブを見せると11位へ浮上。レースは最終局面へ。激戦のレースの中、大嶋は粘りの走りを見せ7位入賞を果たした。