イランがホルムズ海峡の開放を表明した。安全な通航ができるかはまだ不透明。日本船主協会・長澤仁志会長に足止めされている船舶の現状や今後について聞いた。長澤氏は「いまわれわれ日本船主協会の関係の船が42隻まだ(ペルシャ)湾内に留まっている。乗組員の中には相当疲れが出ている人間もいる。一刻も早く湾内から出て行けるような形になることを願っているのが今の状況」「戦闘状態が終わる、停戦がきっちり確認されるそして安全航路が確認されるそうなったときに初めて船が動き出せる、近く2回目の直接交渉がパキスタンで行われると承知しているがそうなったときに合意できて安全なことが確認できれば(船を)動かせるとしかいま現在では申し上げられないというのが実情」「ホルムズ海峡というのは国際法に基づけられた国際海峡、全ての船舶において通峡の自由が認められている海峡なので通航料を払って出ることは原則としてあってはいけない。大原則でそういうことをやると世界でチョークポイントといわれるいろいろな狭い航路が政治的に使われるという将来の恐れがある」「(代替調達の状況については)石油会社、政府も一体になって代替の原油などを確保していてそちら(調達先)へ行ってくれという要請はすでにあって何隻かはそちらへ向かっている。輸送者としてできることは代替調達先がつかまればすぐにそちらへ要請が届いて動けるという体制を敷いておくのが我々の責務。代替調達先としてアメリカということでアメリカへ向かっている船があるのは事実。それなりの量をつかまえているのではないかと想像する」。
