福井市にある県内水面総合センターでは毎年この時期に育成した稚アユを県内の漁業協同組合に向けて出荷している。きょうから今年の出荷が始まり、職員たちが10cmほどの大きさに育った稚アユを網でバケツに入れて重さをはかったあと2万3000匹あまりがトラックのいけすに運ばれ小浜市にある漁業協同組合に向けて出発していった。今年の稚アユは大きさにばらつきがなく、病気もなく順調に育ったという。稚アユは来月下旬にかけて50万匹が出荷され九頭竜川や小浜市やおおい町を流れる南川などに放流される予定だ。県内のアユ釣りはことし6月上旬以降順次解禁予定で、放流された稚アユは15cm以上にまで成長している見込みだという。