20日、アメリカ版アイアンドームを構築するトランプ大統領の夢が公式に発表された1750億ドル、約25兆円がかかるミサイル防衛システム「ゴールデン・ドーム」は極超音速兵器や潜水艦発射弾道ミサイル、艦隊地巡航ミサイルで高まる脅威からアメリカを守る。アメリカはすでにイランや北朝鮮が発射する大陸間弾道ミサイルを迎撃するシステムをアラスカ州とカリフォルニア州に配備済みだが、ゴールデン・ドームは地上配備型の迎撃システムだけでなく宇宙に配備する技術も使用しミサイルを検知、迎撃する可能性を考えている。大統領はハマスやイエメンのフーシ派が発射したロケット弾などの大半からイスラエルを守ったアイアンドームを称賛していたが、これらはより小型の兵器。大統領は自らの任期中に運用を開始できるとしているが、その予算の承認を議会から得なければならず、専門家は3年で完成させるという計画は楽観的だと指摘する。