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「アラブの春」 のテレビ露出情報

ドキュメンタリーフォトグラファーの小松由佳さんはこの10年、シリア難民を取材している。シリアでは2011年以降、内戦状態が続き、国内の避難民は約720万人、国外のシリア難民は約500万人にのぼる。小松さんは元々、砂漠の暮らしを撮影するため、08年にシリアに入った。アブドゥルラティーフ一家はラクダの放牧、果樹園の管理などを行い、16人きょうだいの末っ子、ラドワン氏と小松さんは後に結婚する。民主化運動に参加した兄のサーメル氏は政権への反逆として逮捕され、行方知らず。15年、ラドワン氏の家族が暮らしていたパルミラはISに占領され、シリア政府軍、ロシア軍が空爆に踏み切ることになる。実家は破壊され、一家はトルコへと逃れて難民となった。小松夫妻は日本で生活する。
トルコで生活するアブドゥルラティーフ一家だが、物価上昇に加え、シリア人差別に直面してきた。23年には地震が発生し、多くのシリア難民が被災した。目下、不法移民としてヨーロッパへ移動するシリア難民が増えている。小松さんは難民が新たに生まれないよう、国や民族を超えた価値観の共有、生きている世界に関心を持ち続けること、論議を重ねることの大切さを語った。そして、シリアの人たちが難民となる前の暮らしを取り戻せるよう祈りつつ、小松さんは今後もシリアを取材したいという。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年1月10日放送 23:50 - 0:35 NHK総合
映像の世紀バタフライエフェクト(映像の世紀 バタフライエフェクト)
1年間に1万4000隻の船舶が航行するパナマ運河。この全長80kmの運河は大西洋と太平洋の往来を可能にした画期的な代物だ。パナマに運河を通すという壮大な計画に挑んだ最初の挑戦者はフランスで、19世紀末に工事をスタートさせた。しかし、難工事と熱帯の感染症が猛威を振るい、計画は挫折を余儀なくされる。フランスの撤退により計画は実現不可能な夢物語と見做されたが、アメ[…続きを読む]

2023年12月21日放送 4:20 - 5:00 NHK総合
国際報道(ニュース)
バングラデシュでは年明けの來月7日に総選挙が行われる予定だが、ハシナ首相率いる与党とジア元首相率いる野党の対立が激しくなっている。野党は先週相次いで抗議集会を開催。ハシナ政権の弾圧を受けて、野党の指導者や幹部などがこの2か月だけで2万人以上が不当に拘束され、拷問も受けたと主張した。自由で公正な選挙にはならないと訴え、投票のボイコットを呼びかけている。一方5度[…続きを読む]

2023年12月10日放送 22:45 - 22:50 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース)
エジプトの大統領選挙には、現職で3期目を目指すシシ氏のほか、異なる政党のリーダー3人が立候補している。「アラブの春」によって30年続いた当時の独裁政権が倒れたあと、イスラム色の強い政権が選挙によって誕生。ただ、軍の介入で失脚に追い込まれ、その後、軍出身のシシ大統領が強権的な統治体制を固めてきた。大統領は、軍事衝突が続くイスラエルとイスラム組織ハマスの仲介をか[…続きを読む]

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